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ある日やってきた交換留学生のエリック。
ホームステイ先の自宅で出迎えたぼくは、彼の言動に戸惑いつつも日々を過ごす。やがて突然に「ごきげんよう」と出て行った彼に、残された人々はあっけにとられるが、彼の残したものを見つけて……。
わかり合えないかもしれない、と気持ちが揺らぐような出来事も「きっとお国柄ね。いいじゃないの、本人がそれでいいんなら。」と受けとめる母親の優しさに、胸が温かくなります。
思い出とは、エリックが残していったもののように、そっと輝くものだと思います。出会いと別れ、どんな人にも訪れる瞬間と気持ちの動きを描いた絵本。
*『遠い町から来た話』に収録された「エリック」の単行本化。
*クリックポストという厚さ3cm、重さ1kgまでの発送方法となります。Tシャツは1枚まで、絵本は合計2冊まで同封可能です。手ぬぐい、ポストカードやクリアファイルなど薄いものなら一緒に送れます。オーバーする場合、追加の送料がかかります。
2012年10月 初版
2020年10月 7刷
*どの刷りになるかは選べません。
size:155x120mm
河出書房新社
ショーン・タン(shaun tan):https://www.shauntan.net/
現代を代表する新進気鋭のイラストレーター、絵本作家にして、舞台監督や映像のコンセプトアーティストとしても活躍の場を広げる。2011年『ロスト・シング』を映像化し、アカデミー賞短編アニメーション賞受賞。著書に『アライバル』『遠い町から来た話』など。
未来的なSFを想起させる幻想的なシーンを多く描き、世界中にファンがいる作家。