やまもとさんちの台所では、今日もスプーンたちが、
大忙しで働いては、きれいに洗ってもらっています。
ある日、箱に入った立派な銀のスプーンがやってきて、
「ぼくはスプーンのおうじさま」だと言います。
汚れずにピカピカでいたい王子様は、
ある日赤ちゃんの前に出されます...
威張っていたスプーンの王子様は、
赤ちゃんのためのスプーン。
赤ちゃんの口に入って、初めての気持ちを知ります。
鬼頭さんの柔らかな線が、
スプーンの表情や赤ちゃんの雰囲気をより丸く
可愛らしく描き出しています。
福音館の月刊絵本「こどものとも」年中向け
2018年3月1日発行 初版