






クレパスで美味しそうな食べものや、風景などを描く画家マメイケダさんの初めての絵本『おなかがへった』(WAVE出版)
主人公は4人家族の男の子、朝ごはんや休日の食事、学校や海での食事で描かれる「いただきます」の光景。
マメさんの描く食べものは、画家の体の記憶と直結していて、「あぁ美味しかった」という気持ちがにじみ出ています。そうして見る側の思い出にも繋がっていき、読者である私たちも「美味しかった」記憶を呼び覚まされます。
目玉焼きを食べた朝のこと、山で食べたおにぎりのこと、いつか食べたいものまで。クレパスという、子供の頃に触った柔らかな質感が風景をより懐かしい気持ちにさせるのかもしれません。
絵本を読んだあとに、きっとご飯が食べたくなる、おなかがへる絵本の新定番です。
*サイン入り、サインは数種類ありますが選べません。