

詩人の片山令子さんが、
「あんさんぶる」(カワイ音楽教育研究会本部)や「こどものとも」(福音館書店)の折り込み付録「絵本のことば」に寄せた文章を中心に、80年代からの随筆60本と6篇の詩を収録。
背筋が伸びるような真っ直ぐな言葉で、
鮮やかな記憶、本、音楽、好きなものについて、
語られています。
2018年に星になった詩人の、
残された言葉が瞬いて、読者の心に
光を届けます。
長く読まれてほしい1冊です。
表紙の片山健さんの絵がとてもしっくりきます。
好奇心旺盛に花に向かい合う少女も、
夜に咲き誇る山百合も、
どちらも令子さんのイメージです。
2019年11月1日 初版 223ページ
港の人
片山令子:詩人
詩集『贈り物について』 『夏のかんむり』『雪とケーキ』
詩画集『ブリキの音符』を発表。
絵本『たのしいふゆごもり』『もりのてがみ』「のうさぎの絵本シリーズ」(絵:片山健)『ゆきのひのアイスクリーム』(絵:柳生まち子)など数多くの絵本の文章を手がけた。
2018年没。