




西荻窪のギャラリーもりのこと発行
『ちいさないきものと日々のこと』
いきものと暮らす15人が綴った文章に、片桐水面さんの装画と挿し絵がついて、B6サイズ。80ページ。
書き手は、 にしおゆき/秋野ちひろ/田島凪/オニール原田芽/関根理香/坂本千明 /井上美佳/新橋佑紀英/松本裕子/権聖美/渡辺尚子/小澤可奈/サノアイ/ユカワアツコ/池田功
いきものとと暮らす人たちによる短編随筆に、ぐっと引き込まれて、笑ったり、泣いたり、本気になってしまう、魅力にあふれた1冊です。「帰り道に読まないでください。家に帰ってから」と言いながら、お客様に手渡しています。読んでいてふと涙がこぼれそうになる言葉に出会う事が多々あるから。
誰にも物語がある。私自身、一昨年の夏に猫を拾ってから、こんなにも毎日、小さな生きものを考えるようになるなんて、今でも信じられない思いがします。愛と笑いの日々。やがて悲しきこともわかっているのに、離れられない。いきものと暮らす人、暮らしていた人、いつか暮らす人、みんなに読んでほしい本です。
片桐水面さんによる挿絵も何点かは、カラーの図版を貼り込みしていて、人の手が入った温もりを感じる装幀です。