




現代の小説家による文章と絵描きの組み合わせでおくる、岩崎書店の怪談絵本シリーズ8『くうきにんげん』、文章は綾辻行人、絵は牧野千穂。
「くうきにんげんをしってるかい」と語りかける文章、そこに描かれている動物の頭を持つ登場人物たち、語り口調に反応するかのように、見上げられる目線はいつも空中を彷徨っています。
くうきにんげんはいるの?くうきにんげんは見えるの?主人公のウサギの赤い目は、表情が読めず、可愛らしさと同じくらい、読者へ不安な印象を与えます。
美しいと怖い、これは対極にあるようで、とても近しい場所にあることが、絵を見ていると感じらるシリーズ。
牧野千穂さんのサイン入りです。数が少ないので、お一人様1冊でお願いします。