





宮沢賢治の童話を絵本にしたミキハウスのシリーズの1作。
栗の木から落ちて膝を痛めた嘉十は、湯治へ出かけました。山道で一口の栃の団子を「鹿来て喰」と残しました。先へ急ぐ道すがら、手ぬぐいを落としたことに気がつき、道を戻ると先程の場所で鹿たちが輪になっています。団子に気がついたかと思いきや、鹿たちは手ぬぐいの周りを回っていたのです...。
ミロコマチコさんの絵が大画面で、可笑しくも物悲しい物語を、大迫力の筆致で描き出した1冊です。
*大判絵本なので、単品1冊でのご購入をお願いいたします。
*ミロコさんのサイン入り
2018年10月 初版
天沢退二郎監修/ミキハウス
size:260x250mm
40ページ
ミロコマチコ:http://www.mirocomachiko.com/
画家、絵本作家。生きものの姿を伸びやかに描き、国内外で個展を開催。絵本『オレときいろ』で金のりんご賞、『てつぞうはね』で講談社出版文化絵本賞を受賞。2019年奄美大島に家族と猫と移住。奄美での暮らしを現在『暮らしの手帖』に連載。2021年から美術館での大規模展覧会『いきものたちはわたしのかがみ』がスタート、今後国内各地を巡回する。