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本屋に並んだ書影を見て「あっ」と思う時があります。スティーブン・キング、ディーン・R・クーンツ、小野不由美、宮部みゆき、恩田陸など、錚々たる作家の表紙を飾るのは、藤田新策さんの絵が多く、とても印象的で、遠くから見ても、なにかの新作が出ていると歩み寄りたくなります。
静謐で奥行きのある情景、厚みのある闇を描き、逢魔が時を美しく照らす静かな光も逃さないような濃密な作品群が1冊の表紙絵集として刊行されました。
大きなサイズで見応えも充分です。不思議と惹きつけられるこの美しさをどうぞ御覧ください。
*この本は大判なので、1冊でご注文ください。他にクリアファイルやポストカードなど薄いものは同封可能です。
2022年2月初版(玄光社)
size:280x210mm
224ページ
藤田新策:http://www.shinsakufujita.com/
1989年スティーヴン・キング著「ペット・セマタリー」(文藝春秋社)を皮切りに、扶桑社、新潮社などのスティーブン・キングの装画を担当。他に、ディーン・クーンツ、マキャモンなど一連のモダンホラーシリーズ、ダニエル・キース著「24人のビリーミリガン」などの海外作品、宮部みゆき、小野不由実など国内作家の装画を手がけ、その数は計千冊程にのぼる。近年の代表作には、江戸川乱歩著「少年探偵シリーズ」全26巻、モーリス・ルブラン著「アルセーヌ・ルパンシリーズ」全20巻(ポプラ社)がある。
幻想的で濃密な瞬間を描いた表紙絵のファンも多数。