柳田国男が、岩手県の遠野地方の伝承を集めた説話集『遠野物語』をベースに、京極夏彦さんが文章を手掛けた絵本、遠野物語シリーズ『きつね』(樋口佳絵:絵)。語り手の口調と目線で、絵物語が動き出します。
美しく静謐な絵が人気の樋口佳絵さんが描く「きつね」は、目の表情がなんとも愛らしく、愛嬌のある顔つき体つきをしています。可愛らしくも、恐ろしい力を持ったきつね。その静かな魔力を絵物語にした1冊です。
2021年8月 初版
32ページ
汐文社
size:26.2x21.7cm
*樋口佳絵さんのイラストサインカード付。2種類のうちどちらか1枚を同封します。
*本は合計2冊まで一緒に同封できます。手ぬぐいやハンカチも同封可能です。クリックポストで送りますので、3cmを越えるともう1通分の追加送料をご請求いたします。
京極夏彦:http://www.osawa-office.co.jp/index.html
小説家。世界妖怪協会、全日本妖怪推進委員会肝煎。
1994年『姑獲鳥の夏』でデビュー。独特の言い回しや描写でファンが多い。小説も多作で長編が多いが、近年絵本の文章も多数執筆、怪談絵本『いるのいないの』(町田尚子絵)妖怪絵本『うぶめ』(井上洋介絵)『つくもがみ』(城芽ハヤト絵)など旺盛な執筆活動をしている。
樋口佳絵:https://kaehiguchi.work/
テンペラと油彩の混合技法で絵を描き、版画や立体なども制作。
美しくも少し奇妙な人物たちが描かれる。
愛猫家として知られ、たくさんの猫と暮らし、ボランティア活動も。
東北生活文化大学卒業/2005 宮城県芸術選奨新人賞受賞
絵本に『かがみのなか』(恩田陸文/岩崎書店)
俳句集『にこげの日々』(共著/喫茶carta)