とある版画家の男は、朝ごはんを作り、猫と暮らし、版画を作り、人と会い、また版画を作ります。
「めがさめれば またあたらしいいちにちさ」
毎日のなかに、ささやかな喜びや悲しみがあり、誰のうえにも平等に時間が過ぎ去ります。
とるにたらない男は、どこにでも誰のなかにでもいる隣人であり、友人です。この愛すべき日常が詰まった本をずっとそばに置いておきたくなります。
版画家・イラストレーター・画家として活躍する、さかたきよこさんとタダジュンさんの共作。
モノクロのにじみがぬくもりを、線がなんともいえない愛らしさやユーモアを感じさせます。
表紙は初版「もえぎ」から新装版「うすはなだ」の色に変更。
2020年4月初版(500部)
2021年1月新装版初版
上製本 中ミシン綴じ
size:128x153mm
限定700部(通常版400部・愛蔵版300部)
*通常版は蔵書票無し
*イラストサイン入り
size:128x153mm
32ページ
モノクロ上製本/中ミシン綴じ
初版500部
さかたきよこ:版画家、イラストレーター
書籍の装画や絵本の仕事を中心に活躍している。モノクロでもカラーでも鮮やかで、奥行きのある作品が多く、ファンが多い。
絵本『La bambina di neve. Miracolo infantile.』(ナサニ エル・ホーソーン/著 Topipittori・イタリア) 、『La petite fille neige. Conte d'hiver.』(naïve・フラ ンス)、『金の鳥』(八百板洋子/文 BL出版)、映像『長靴の夜の話』、『midnight lalalala・・』(映像共作 / タダジュン)など。
http://kiyoko9.blogspot.com/
タダジュン:版画家、イラストレーター
版画の技法を使い、書籍や雑誌の仕事を中心に活動中。
一度見たら印象に残る作品が多く、小さなものから大きな作品まで、深みがある。版画もにじみが印象的で、エッジがきいているのに、とても柔らかな印象を受ける。
主な仕事に、『犯罪』『罪悪』『カールの降誕祭』フェルディナント・フォン・シーラッハ/酒寄進一 訳(東京創元社)、
『ガラスの街』ポール・オースター/柴田元幸 訳(新潮社)、『後藤明生コレクション』全5巻(国書刊行会)
https://juntada.tumblr.com/
発売元:SUNNY BOY BOOKS
都立大学駅最寄りの古本と新刊本を扱い、ギャラリーも併設するお店。
作家の展示や、リトルプレスの出版なども行う。
展示内容も、SUNNY独自の企画など、興味深いものが多い。
http://www.sunnyboybooks.jp