荒井良二さんの新作絵本。
こどもたちはまっている ふねがとおるのをまっている
こどもたちはまっている ロバがくるのをまっている
こどもたちはまっている あめあがりをまっている
ページをめくるたびに現れる、
こどもたちから見た鮮やな日常の1場面。
大きな世界に身をおく、小さな親愛なる子どもたちは、
いつかの私であり、遠くのあなたでもある。
長新太へのオマージュを込めて描かれた絵本。
めくるたびに、深呼吸をしたくなるような、
美しく濃密な世界が広がっています。
「ぼくが大学生の時に、長新太『ちへいせんのみえるところ』を手に取ることがなかったら、絵本を作っていなかったと思う。」
著者の言葉にも、胸が温かくなります。
何度でもめくりたくなる、新たな名作。
*サイン本ではありません。
*クリックポストという厚さ3cm、重さ1kgまでの発送方法となります。絵本は合計2冊まで同封可能です。手ぬぐい、ポストカードやクリアファイルなど薄いものなら一緒に送れます。オーバーする場合、追加の送料がかかります。
2020年6月 初版
2020年8月2刷
亜紀書房えほんシリーズ〈あき箱〉3
荒井良二著
デザイン:漆原悠一(tento)
編集:筒井大介(野分編集室)
荒井良二:http://blog.ryoji-arai.com/
山形県出身。『たいようオルガン』でJBBY賞、『あさになったのでまどをあけますよ』産経児童出版文化賞大賞受賞。2005年にはスウェーデンの児童少年文学賞であるアストリッドリンドグレーン記念文学賞を受賞するなど、国内外で高い評価を得る。2018年まで山形ビエンナーレの芸術監督を務め、展示ではレコードを発売するなど幅広く活躍する。