おかざき乾じろさんが『絵本原画ニャー展』付録として描き下ろした冊子『ねこかしら』を、増補改訂新装版として私家版刊行した書籍。
もともとの本はペーパーバックの小さな付録本で、今回はサイズも大きくなり、ページも扉+2見開き(4P)増えて、表紙も新作の上製本です。
わたしには ねこ というもの がどういうものか わかりません。
「ねこ」という ことば は しっています。
「ねこ」とこえにだして いうこともできる とおもうけど
いおうとは おもいません。
言葉で語られる「ねこ」という存在、同じページに広がる「ねこ」の絵。読みながら、伸びやかに動く絵を眺める本。言葉と、そこに立ち現れる絵が連動する、おかざきさんらしい1冊。
*本は2冊まで一緒に同封できます。他の本を1冊まで同封可能です。手ぬぐいやハンカチも同封可能です。クリックポストで送りますので、3cmを越えるともう1通分の追加送料をご請求いたします。
2024年2月22日初版(有限会社オライビパアフ)
私家版
size:175x210mm
36ページ
岡﨑乾二郎:https://kenjirookazaki.com/jpn/
造形作家、批評家。1982年パリ・ビエンナーレ招聘以来、数多くの国際展に出品。2019〜20年には豊田市美術館で大規模な個展「視覚のカイソウ」が開催される。
主著に『絵画の素 TOPICA PICTUS』(岩波書店 2022年)、『感覚のエデン(岡崎乾二郎批評選集 vol.1)』(亜紀書房 2021年)、『抽象の力 近代芸術の解析』(亜紀書房 2018年)、『ルネサンス 経験の条件』(文春学藝ライブラリー、文藝春秋 2014年)、『ぽぱーぺ ぽぴぱっぷ』(絵本、谷川俊太郎との共著、クレヨンハウス 2004年)。作品集に『TOPICA PICTUS』(urizen 2020年)、『視覚のカイソウ』(ナナロク社 2020年)。